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tsfmysd's note

Category: ARES I (page 2 of 3)

LOG ENTRY: PLST 237

LaTeX やら Scrivener やら使ってみたけど,結局,Evernote が攻守最強ということになった.


karabinar いったいいつになったら Sierra に対応してくれるんだアアアア嗚呼! karabinar なしだと英字キーボードはほんと使い物にならない(日本語入力はデフォだと Control + Space).


フルモデルの記述統計量の出力のしかた.

 estimate dep val

predict dataset

drop if dataset==.

//////////////////////////////////////////////
///////////*descriptive statistics*///////////
//////////////////////////////////////////////
sort sexa
tabstat leaving, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat ageb, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat sibling_1, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat sibling_2, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat sibling_3, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat sibling_4andmore, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat urban15, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_0, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_less_than_150, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_150_250, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_250_350, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_350_450, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_more_than_450, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat income_na, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat univ, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat univ_father, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat univ_father_na, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat wealth15, by(sexa) stat(mean sd min max)
tabstat year, by(sexa) stat(mean sd min max)


俺は困っている.悩み続けるのはよくない.

パラサイトシングル論はそのロジックはともかくとして,ほとんど経験的検証がなされていないか,かなり知見が混乱している.

パラサイトシングル論から導出されるリサーチクエスチョンはいくつかあるが,核となる問いのひとつが,「親元が富裕だと離家への動機づけが弱まるため,親と別居しなくなる」というものである.山田先生の初出からもう20年もたつので,決着がついていてもよさそうだが,ほぼまともな検証がないといってよい状況である.

その理由はさまざま考えられるが,ひとつの問題として,若年未婚者のサンプルを十分に確保できなかったというデータ上の制約があったと考えられる.

そこで,JGSS2000-2010をマージさせて,若年未婚者(20-39歳 *学生除く)を男女それぞれ1500ほど確保し,ロジットでやってみた.

結論から申し上げると,むしろ親元がゆたかなほうが親と別居しているという結果になりました(男子のみ).これは,直感的には説明がつかない.

メインは出身地との交互作用だったんだけど,出身地(三大都市圏)との交互作用をいれると,都市出身者*親世帯年収は離家に負の関連,地方出身*親世帯年収は離家に正の関連になりました.ここは狙い通りに結果がでた.御の字である.社会学なので実験できないけれど,モデルスペキュレーションというやつだ.ただ,繰り返しになるが,交互作用をいれないで,親世帯年収だけいれると離家には正の関連.

*ここでいう親世帯年収は,「あなたが 15 歳の頃のあなたの世帯収入は、当時の平均的な世帯と比べて、どうでしたか」の5件法.本人主観の回顧だけど,分析には一応たえると思っている.

LOG ENTRY: PLST 210

forthcoming と聞いていたが出版されていた.
Received Jun. 20, 2015 / Accepted Jul. 2, 2016
これ評論にしては比較的掲載まで短かいような(スッゴイ).

本論は,「ブール代数分析による社会的カテゴリー分析」の枠組みを用いて,2013年に実施されたインターネット調査により,人びとのナショナル・アイデンティティを「日本人の条件」として把握し,その様態と社会的属性との関連を分析することを目的とする.具体的には,国籍・在住・血統・言語の4条件の組み合わせによる16パターンのプロフィールを回答者に提示し,「日本人」だと思うか否かの2値評価を求め,関連する意識や属性・社会経済的地位などの要因との関連を探った.
分析の結果,以下のことが明らかになった.まず,回答者のイメージを統合した統合イメージについて分析した結果,基本的に血統を必要条件とする条件組み合わせで構成されていた.次に,背後にある意識が日本人判断にどのように関連しているかを分析した結果,国に対する誇りの高さは「血による包含」と,排外主義は「血による排除」と,同化主義は「文化による排除」と強く結びついていることがわかった.最後に,地域社会における外国人との接触経験や,年齢の若さや学歴の高さといった外国人への寛容性と関連する属性・地位要因が,異質性に寛容的な国籍拡張型のイメージの可能性を高め,同質的に寛容的な血統主義的な国籍拡張型のイメージの可能性を高め,同質性に寛容的な血統主義的なイメージ拡張の可能性を低めることが確認された.

石田淳,2016,「『日本人』の条件――インターネット調査データを用いた社会的カテゴリー分析」『社会学評論』67(2): 182-200.

1 目的
2 方法
2.1 調査概要と測定法
2.2 ブール代数分析
3 統合イメージの分析
4 ナショナル・アイデンティティの背後にある意識
5 個人イメージの分析
5.1 出現パターン
5.2 国籍拡張条件イメージ,血統拡張条件イメージ
6 結論

私のARTEMIS計画(「大人」の条件)は頓挫しております.嗚呼.

LOG ENTRY: PLST 154

ん,家族社会学会まであと9日しかないの?

Stata でイベントヒストリー分析.イベントヒストリー用のコマンドとかあるんだろうけど,よくわからないのでわりとアナログにやってます.

* JGSS-2009LCSの.csvを用意する

set more off

* 従属変数をつくる

* 問57で2「同居期間」と9無回答をドロップ
tab ptlvtgl
drop if ptlvtgl > 1
tab ptlvtgl

* 1回目の同居期間終了年月に2「現在まで」と9無回答をドロップ
tab plv01ong
drop if plv01ong > 1
tab plv01ong
* ここで2106人

* センサリングの処理
* 左センサー欠損
* 親との同居期間の終了年(俺的離家)に
* 具体的に答えてない9999をドロップ(4人)
tab plv01eny
drop if plv01eny == 9999
tab plv01eny
* ここで2102人

*右センサー欠損
* 親との2回目の同居期間の開始年(俺的帰家)に
* 具体的に答えてない9999をドロップ(13人)
tab plv02sty
drop if plv02sty == 9999
tab plv02sty
* ここで2089人

* 帰家イベント生起ダミーを作る
gen returning_home = plv02
recode returning_home 2 = 0
tab returning_home
* ここで464人が帰家経験者

* 生存時間を作る
* リスク終了年 – リスク開始年
tab plv02sty
gen lisk_end = plv02sty
* 2回目の同居開始8888非該当のひとたちは
* 調査時点においても「実家に帰ってきてない」人たちなので,
* この人たちを右センサーする
recode lisk_end 8888 = 2009
tab lisk_end
gen survival_time = lisk_end – plv01eny
tab survival_time
* 1ずつ足す
replace survival_time = survival_time + 1
tab survival_time

* 記述的分析
stset survival_time, failure(returning_home == 1) id(id)
stsum
recode opffix15 9 = .
recode tp5loc15 9 = .
label define sex 1 “male” 2 “female”
label values sexa sex

sts graph, by(sex)
sts graph, by(edu)
sts graph, by(opffix15)
sts graph, by(tp5loc15)

* 離家理由をつくる
* 進学離家 高等教育在学開始年と離家年が一致していれば1
tab plv01eny
tab sch01sty
gen leaving_home_reason_school = 0
recode leaving_home_reason_school 0 = 1 if plv01eny == sch01sty
tab leaving_home_reason_school

* 就職離家 働きはじめた時期と離家年が一致していれば1
tab plv01eny
tab jb01sty
gen leaving_home_reason_job = 0
recode leaving_home_reason_job 0 = 1 if plv01eny == jb01sty | plv01eny == jb02sty | plv01eny == jb03sty
tab leaving_home_reason_job

tab leaving_home_reason_job plv01eny
* 闇を感じる

* 結婚離家
tab plv01eny
tab mrg01sty
gen leaving_home_reason_marriage = 0
recode leaving_home_reason_marriage 0 = 1 if plv01eny == mrg01sty
tab leaving_home_reason_marriage

gen lhr = 0
recode lhr 0 = 1 if leaving_home_reason_school == 1
recode lhr 0 = 2 if leaving_home_reason_job == 1
recode lhr 0 = 3 if leaving_home_reason_marriage == 1
sts graph, by(lhr)

LOG ENTRY: PLST 152

カクテルパーティー現象がうまく働かないので懇親会というのはどうも苦手である.話をしていてもどこできりあげていいかわからずいつもあっというまに会が終わってしまい,あああの人と話したかったのになあとチャンスを逸してしまうのだ.

いろいろと課題も残ったが,JAMS62行ってよかった.とくに,赤枝さんからいただいたコメントはほんとうにエンカレッジされた.上智の発表も聞いてくれていたんだなー.うれしかった.あと,佐藤嘉倫先生とみっちり議論できたのはもうほんとに言葉にできないぐらい嬉しかったです.がんばらないと.


フリッパーズギターのボーイズトリコが流れるさくら水産(謎有線)。

無性に寿司がたべたくなる欲求がわいてくる。寿司はドラッグなのではないか。

LOG ENTRY: PLST 149

JAMS62 のポスター

Reference

Arnett, Jeffrey Jensen, 2004, Emerging Adulthood: The Winding Road from Late Teens through the Twenties, Oxford University Press.
五十嵐彰,2016,「『日本人の条件』に対する一般的イメージ――Mokken Scale Analysis による条件の重要性の順位の検証」『理論と方法』30(2): 293-306.
石田淳,2007,「ブール代数分析による社会的カテゴリーの研究――『日本人』カテゴリー認識の分析」『ソシオロジ』52(1): 3-19.
石田浩・有田伸・田辺俊介・大島真矢,2013,「『不安社会日本』と『大人になること』の難しさ――『働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2012』の結果から」『東京大学社会科学研究所 パネル調査プロジェクト ディスカッションペーパーシリーズ No.65』
久木元真吾,2009,「若者の大人への移行と『働く』ということ」小杉礼子編『叢書 働くということ6 若者の働きかた』ミネルヴァ書房,202-227.

LOG ENTRY: PLST 148

Hello World.

さて,作戦を考えよう.

27日の土曜日13時からポスター.12時半には必ず教室にいること.どうも会場が遠そうなので,朝到着したらどこかでシャワーを浴びて,もう会場にいっちゃう.できるだけ,教室に近いところでお昼寝しよう.ああ,お弁当と軽食を忘れずに駅周辺で買っておくこと.

今日金曜日は2230時に東京駅八重洲通りから深夜バス.とにかくこれに乗ることができればたぶんいろいろ大丈夫.

ポスターはまだ印刷していない.調べたらアクセアというお店がけっこう展開しているわりに安いので,乗る前に東京で印刷していく.配布資料はポスターをA4にして配るのでそれもわすれずに.んー,30ぐらいあればいいのかな.

とりあえず寝る(0530時).

LOG ENTRY: PLST 126

昨日は,下北沢 mona records で nicoten ニュー・アルバムのリリースパーリーだった.曲順にやってくれてしかも解説付きという贅沢な回.oh summer,グッジョブ!,アルドレア.. もやってくれた.トビウオ聞きたかったなあ.


Screen Shot 2016-08-04 at 15.25.37

[結婚による]ストレージ共通化ってすごくプラグマティックなシステムだけど,同時にとてもロマンティックだと私は思うわ.

アスナ(ソードアート・オンライン #6 幻の復讐者)

なおキリト君はプラスチック???状態だった模様.


アニメみながらデータ作成超はかどるんだが.いやあ,ほんと自分で調査とか手出しちゃだめだよ.とくにブール代数の魔力にとりつかれるのもほんとよくない.ちゃきちゃき終わらせないと.なんでt重ねてんだろ.

img_4327

LOG ENTRY: PLST 124

いよいよ起きられんくなってきた。今日は9時過ぎに起きてしまった。一度7時ぐらいに起きた記憶もあるけど。調子に乗って本読んでたら、きっちりツケがまわる。

これなかなかよかった。さっそく、楽天でイミダペプチドの初回お試し版みたいなのかっといた。余裕があれば、ちゃんと鶏むね肉を鶏はむにでもして食べたらいいんだろうけど。あと、クエン酸もいいらしい。原理はもう忘れた。

疲れているのは体じゃない。脳だった!

疲労回復物質の存在が明らかになって以来、疲労に関する科学的調査が進んでいる。
その結果、私たちが日常的に使う「体が疲れている」とは、実は「脳の疲労」にほかならないことがわかった。

疲労のメカニズムとは何か、最新のエビデンスをもとに解説する。また、真に有効な抗疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係なども明らかにし、疲労解消の実践術を提示する。

■目次
はじめに 疲労を科学することとは
第一章 疲労の原因は脳にあり
第二章 疲労の原因物質とは
第三章 日常的な疲労の原因はいびきにあった
第四章 科学で判明した脳疲労を改善する食事成分
第五章 「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する
第六章 脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛える
あとがきにかえて

■主な内容
・運動疲労の正体は脳だった
・「疲労」と「疲労感」は別の現象
・「飽きた」は脳疲労の最初のサイン
・もっとも疲れているのは自律神経
・疲労が蓄積すると視野が狭くなる
・乳酸は疲労の原因ではない
・疲れの直接の原因となるのは活性酸素である
・サングラスで紫外線による疲労を最小限にとどめる
・睡眠中は疲労回復因子FRの働きが疲労因子FFを上回る
・疲労回復の決め手は睡眠開始の3時間
・栄養ドリンクを飲みすぎると疲れはむしろ溜まる
・世界初のプロジェクトで判明した疲労回復成分「イミダペプチド」
・イミダペプチドの抗酸化作用が抗疲労効果をもたらす
・「クエン酸」にも疲労回復効果があることが判明
・ビタミンCとBCAAに疲労軽減作用があるというのは間違い

梶本修身,2016,『すべての疲労は脳が原因』集英社.


昨日、2年つかった時計のバンドがボロボロ&革が傷んでしまいすえたにおいがするので、東急ハンズの時計屋さんいった(そういえば誕生日にここで自分で自分に買ったんだった)。けっこうするんだなー、3000円払った。ネットで買えばもう少し安いのかもしれんが、色味とか気になるし、SEIKO の金具をそんまま使ってほしかったので、おっちゃんに直してもらった。

まだ馴染んでないので若干違和感があるが、けっこう気に入っている。大きくなったら東急ハンズになりたいです。

近代人として振る舞うために、シャワー浴びるとき以外はだいたい時計している。金属かラバーにすれば一年中つけていられるんだが。壊れている Baby-G なおそうかなあ。SWATCH も以前買ったけど、思いの外アナログ針のチクタクする音が気になってイライラする。あれはまじで公害。時間の近代化怖いです。


石田2007(ブール代数使ったエスノメソッド)が引用されていると聞き、ガチで読んだのだが、ご存じないテクノロジーが使われていて、批判が妥当なのかどうかいまいち自分では判断できない。久々にテンションぶちあがったので(自分のテーマにも応用できそうなヨカーン)、あと8周ぐらい読むか……。とりあえず、一般式はよくわからんちゃけど、Rのライブラリにぶちこんだ。

福岡『在日韓国・朝鮮人』(1993)をはじめとし,「日本人の条件」に関する議論は多い.しかし,従来の研究方法では,福岡の提起した問題である「それぞれの条件がどれくらい重要なのか」について,一般に共有されているかを分析できない.さらに,日本に強く愛着を持つ個人や,外国人に脅威を抱く個人間でこの重み付けは大きく変動する可能性がある.これの問題に対処するため,Mokken scale analysis を用いて,一般的に「日本人の条件」項目の重要性の重み付けが共有されているかを分析する.結果として,日本人は「日本人であるという意識」「日本国籍」「出生地」「日本語」「居住地」「先祖」「日本の法制度尊重」「仏教・神道の信仰」という順で「日本人の条件」に対して共有した順序の重要性を抱いていることがわかった.さらにこの順位は日本への帰属意識が高い集団や外国人に脅威を感じる下位集団間でもほぼ共有されていることが示された.

五十嵐彰,2016,「『日本人の条件』に対する一般的イメージ――Mokken Scale Analysis による条件の重要性の順位の検証」『理論と方法』30(2): 293-306.

10周読んだ。なんといっても、先行研究の厚さがうらやましいな。90年代に福岡という偉大な古典があり(専門外なので citation classic なのかどうか厳密にはわかりませんが、どうもそのよう)、ほぼ同時代に真鍋・Befuらによって経験的研究もなされている。近年だと、田辺を筆頭に永吉、石田らによって様々な分析視角から(けっこうアドバンストな)知見が蓄積されている。

じゃあ、そこで、初心にかえってきちんと仮説が検証されてきたかどうかを考えてみると、「それぞれの条件がどれぐらい重要なのか」についてはちゃんとやられているわけじゃないので、Mokken scale analysis(ご存じないテクノロジー)使っておれがやったるぜと。クール&ビューティー、カッコイイ。

その点、Youth Studies の場合、Arnett を筆頭に海外には腐るほど研究はあるが、国内では、内閣府のデータつかった久木元と社研DPに載ってる石田他ぐらいかな。やる価値が無いのか、ブルー・オーシャンなのかわからんけど。まあ、なんでもいいからさっさとやればいいんじゃん、はい。JAMSまであと25日かー。そのあとどこに投稿すればいいんだろ、この研究。

これらの研究は福岡の残した問題,すなわち「一般的なイメージとしての「日本人の条件」の重要性の重み付け」を解決しているだろうか.頻度をみると,真鍋・Befu(1989)や田辺(2011),石田(2007)では国籍が最も得票数が高く,それ以外の条件も得票数から並び替えることができ,これが重要性の順位を反映しているようにもみえる.しかしながら,これらの研究は「どの条件が最も重視されているか」という問いに答えるには適しているが,「各条件の順位イメージが国民に共有されているか」,言い換えると「十分な数の個人によって,ある条件は他の条件よりも常に重視されているか」という問いには答えられない.

テクニカル部分に関しては、ゲンミツにはよくわからんけど、上記の批判はどうも違和感がある。「十分な数の個人によって,ある条件は他の条件よりも常に重視されているか」という問いがどのように定式化されているのかをきちんと理解できているのかあんまり自信ないんだけど、たしかに田辺(2011)のようなISSPの質問項目(単純に条件の重視度をたずねたもの)をつかった分析に対する批判としては妥当だと思う。ブール代数を使った石田(2007)は因子の多元結合因果(簡単にいうと交互作用のどえらいバージョン)に関しては基本的に解決できている(という私の理解)ので、この批判はあてはまらないのではないかなあ。まあ、自然言語でうだうだいっても埒が明かないので、モデル式を勉強してみる(来世までに)。

LOG ENTRY: PLST 121

さいきん,どうも徐々に起きるのが遅くなってきている.今日は9時にしかおきれんかった.まあきっちり夜更かししているからなんだが.

ああー,テイクホームテストの提出日明日までだったなあ…….

論文のイントロってどうやって書けばいいんすかねえ.困ったときはイベントヒストリー使ったお手本論文読もうのコーナー.


本稿では,再婚率の(1)趨勢,(2)階層差,(3)趨勢変化の階層差に着目して記述的分析を行った.『日本版総合的社会調査(JGSS)』にイベントヒストリーモデルを適用した結果,以下の知見が得られた.第1に,近年の離死別コーホートほど,再婚ハザードは低下している.第2に,男性よりも女性のほうが,低学歴層よりも高学歴層のほうがそれぞれ再婚経験率が高い.第3に,学歴と再婚経験との正の関連は近年の離死別コーホートほど明確に現れており,一方で再婚経験率の性差は縮小傾向にある.

以上を踏まえると,日本社会では「離死別者の非再婚化」が進展しており,未婚化・晩婚化のトレンドとあわせて考えれば,無配偶の状態に滞留するリスクがライフコースを通じて高まっていると推測される.さらに,こうしたライフコースの変化は社会全体で一様に広がっているわけではなく,階層差を伴っている.

余田翔平,2014,「再婚からみるライフコースの変容」『家族社会学研究』26(2): 139-150.

I. 研究の背景と目的
¶1 戦後日本社会において,婚姻行動に大きな変化が生じていることは周知の通りだよ.最も変化が大きいのは未婚化・晩婚化の進展だよ.一方で,婚姻関係の解消については,平均寿命の伸長によって死別者は少なくなったものの離婚を経験する人は増えているよ.¶2 婚姻行動に関してはたくさん日本でも研究蓄積があるんだけど,よくわかってない部分があって,それが「再婚」だよ.政府公表集計をみると,2010年現在で,実に5-6人に1人の結婚が初婚ではなく再婚だよ.¶3 図示したように,再婚によって婚姻関係が形成されることは珍しいことではなくなっているよ.だけど,このことをもってして個人がライフコースを通じて再婚を経験しやすくなった,と判断するのはだめだよ.なぜならば,個人の再婚発生率に変化がなくても,マクロな変化というのは観察されるからだよ.すなわち,離婚の増加によって再婚のリスク集団が拡大すれば,個人にとっての再婚の起こりやすさに変化がなくても,社会全体では再婚が多く観察されるようになるからだよ.つまり,マクロレベルのデータから,個人のライフコースの変化について議論することはきびしーよ.¶4 そこで,本稿ではつぎの3つの問いにこたえるよ.ひとつめは,「人びとは再婚を経験しやすくなったのか」,つまり再婚リスクの趨勢だね.ふたつめは,「誰が再婚しやすいのか」,再婚リスクの集団格差・階層差については基礎的なことすらよくわかってないのでやってみるよ.みっつめは,「誰が再婚しやすく(しにくく)なったのか」,ようは最初のふたつの問いの合体技だよ.再婚リスクの趨勢に変化が見られるとして,それは社会全体にかかる均一の変化なのか,はたまた特定の社会集団に集中して生じているのかを明らかにするよ.以上のように,本稿の目的は,再婚リスクの記述的分析にあるよ.趨勢変化や階層差が確認されれば,「なぜそのような傾向が見られるのか」というアドバンストな分析が求められるけど,それについてはまた今度.¶5 構成はかくかくしかじかだよ.

II. 先行研究の整理と本稿の位置づけ

III. データと方法

IV. 結果

V. 結論と考察


1)いまからやることが問いに値することを十分に正当化する.2)リサーチギャップがあることを示し,これが解消されなければならない必要を示す.3)以上を踏まえて,本稿が検討する目的を示す.4)構成を示す.

若年期の居住形態をめぐるこうした変化が実証されてきたなかで,十分に明らかにされてない部分が「帰家」である.

これな.

LOG ENTRY: PLST 108

次の数理のプログラム暫定版でてた.

萌芽的セッション人気すね.今回から分割されるっぽい.私は Application そっこうでだしたので,一日目なのかな(レシーブ順なのかどうかよくしらんけど).

土曜日終わったら帰るか,2日目の夜に帰るかなやむなー.せっかくだし一泊したい…….

要旨はこんなかんじ.日射の前哨戦.からの理論と方法に投稿したいなー.理論的ゲインがもうちょっとありそうだったら評論いきたいけども.

Youth Studies において,「大人」到達認知・イメージについて多くの研究蓄積がある(Arnnet 2004).ただし,ここでなされている量的な検討は大人到達認知に関わるいくつかの次元の重要度を検討したものであり,それぞれの因子の多元結合関係については検討がなされておらず,人びとの「大人の条件」の複雑性を十分に捉えきれてない.そこで本研究では,石田(2007)において提案された「ブール代数分析を用いた社会的カテゴリー分析」の手法を用いて,人びとのもつ「大人の条件」イメージについて検討する.

 

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