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tsfmysd's note

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三田からの本郷ライフコース研。

今日中に、JSFS26のCFPを挙げる。

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久々にけっこう掃除した。ベッドがカオスだった。もっと早めにやるべきだった。洗濯もいくかなあ。

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風邪ひいたぽい。ぼーっとする&頭痛。思い当たるフシがない。

あー、0611-12 は人口学会@麗澤大学なのかー。どっちもすでに予定が入ってるけど、最新の居住形態、人口移動研究は是が非でもキャッチアップしておきたいなあ。

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予習

高橋伸幸・山岸俊男・林直保子,1999,「一般交換の自発的形成――選択的利他行動に関する実験研究」『心理学研究』 70(1), 9-16.

Recent computer simulation studies (Takahashi & Yamagishi, 1995, 1996) suggest the possibility that altruists outperform egoists, and the key to their advantage is a strategy called Downward OFT. The strategy calls for acting always altruistically, at the same time selecting as the target of the altruism the most altruistic person among potential recipients. The main purpose of this study was to examine whether people actually follow Downward OFT in a situation where no direct reciprocity was possible. Results were as follows: (1) Pure generalized exchange (i.e., unilateral recourse giving) did emerge and persisted over forty-five trials. (2) Subjects selected other altruists as recipients of their unilateral resource giving. (3) The tendency of altruistic subjects to discriminate among potential recipients of their altruism was stronger than that of self interested subjects. (4) Subjects who unilaterally gave more resource ended up with more profit (resource received minus resource given) than those who gave less.

Simon, Robin W., 2002, “Revisiting the Relationships among Gender, Marital Status, and Mental Health,” American Journal of Sociology, 107(4): 1065-91.

Three decades ago, Gove introduced his sex-role theory of mental illness, which attributes women’s higher rates of psychological distress to their roles in society. Central to his hypothesis is that marriage is emotionally advantageous for men and disadvantageous for women. This article revisits this topic with data from the National Survey of Families and Households. The analyses indicate that the emotional benefits of marriage apply equally to men and women, but that men and women respond to marital transitions with different types of emotional problems. The implications of these findings for future research on gender and mental health are discussed.

レアアイテムすぎて,まともに読んでいるの著者らと俺しかいないんじゃないか説の literature review.これスッゴイよくまとまってるヨオ.

Raymo, James M. and Eric Vogelsang, 2009, “The Transition to Adulthood: A Brief Review of Recent Reserch,” 『少子化の要因としての成人期移行の変化に関する人口学的研究 第1報告書』, 43-90.

と思ったら余裕でサイトされてた.

佐藤龍三郎・白石紀子,2009,「青年層と成人期移行をめぐる人口学研究の展望」『人口学研究』44: 43-49.

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三田。

分析手法はすぐ陳腐してしまう。100年後に残ってる研究は複雑な多変量解析ではなく丁寧に記述統計量をみてる論文。そういう研究が家族社会学には求められてるし、そういう研究が100年後もサイトされ続ける。

Mustillo, Sarah A., Shannon Dorsey, Kate Conover and Barbara J. Burns, 2011, “Parental Depression and Child Outcomes: The Mediating Effects of Abuse and Neglect,” Journal of Marriage and Family, 73(1): 164–180.

Using longitudinal data on 1,813 children and parents from a nationally representative child-welfare sample, National Survey of Child and Adolescent Well-Being (NSCAW), this study investigated physically abusive and neglectful parenting as mediating the effects of parent depression on child mental health by developmental stage. Findings from latent growth models indicated that parental depression had a significant impact on child outcomes for all youths, but of the 2 types of parenting behaviors, only neglectful parenting mediated the relationship for preschool and school-aged children. Neither parenting behavior mediated the effects of parental depression for adolescents.

アメリカにおける児童福祉に関する代表的な社会調査 National Survey of Child and Adolescent Well-Being(NSCAW)の親子縦断データ(n = 1,813)を用いて,発達段階にある子どものメンタルヘルスに親の抑うつ状態が及ぼす影響を媒介するものとして,育児における身体的虐待とネグレクトを研究したよ.
潜在曲線(成長曲線モデルと同じことだよね?)による分析の結果,次のことがわかったよ.(1) 親の抑うつ状態はあらゆる年齢層の子どものアウトカムに影響を与えていたよ.(2) 身体的虐待とネグレクトのうち,ネグレクトのみが未就学児童(2-5歳)と学齢期児童(6-11歳)に親の抑うつ状態の影響を媒介していたよ. (3) 身体的虐待とネグレクトのうち,青少年(12-15歳)では,親の抑うつ状態を媒介していなかったよ.

まずいちばんよくわからないこと.Table 1 をみると,そもそも従属変数であるところのCBCLスコアは時点によってほぼ変化してない.ので成長曲線モデルのようにYの時間的変化のパターン(の切片と傾き)を当てるモデルが妥当なのかよくわからない.特に多変量においても,直接効果と媒介効果のモデルの組み方がけっこう名人芸っぽい印象をうける.児童の体重とか身長,受験前の勉強時間の推移みたいなテーマだったら成長曲線モデルどんぴしゃだとは思うんだが.これ,別に固定効果・ランダム効果(ハウスマン検定)で,Yの時間的変化のパターンではなくて,Y自体の規定要因をモデルをだしいれして議論すればもっとシンプルな分析になったのでは.ただまあ,4人の共著でJMFに通したぐらいだから,たぶんぼくが間違っているのでしょう(なんだそれ).

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最近,なにかあるとパネルパネルという雰囲気で,それはまあ(ぼくもライフコースをテーマに研究しているので)そうだよな,と思うんだけど,いい加減ウンザリもしてきた(とりあえず逆張りしておく).たしかに,パネルデータ分析には弱点はまったくないが,パネル「調査」にはいくつか問題がある.attrition や標本の代表性,調査コスト等々(参考).だったら,じゃあこれまで(パネル調査不毛の大地であるところの我が国の)社会学者は縦断的な問いにまったく応えられていないかというと,そんなこともないどころかむしろ限られた社会調査のなかで知恵をしぼってユニークな分析をおこなってきた(そして,なによりも重要なのは理論を前進させてきた).たとえば,以下.

いったいなにがいいたいのか自分でもよくわからないけど,xtlogit に頼りすぎて(xtset 君は神コマンド)ホントーにだいじなことを見失わないようにしたい.特定の研究(群)をディスっているわけではないし,そんなつもりは毛頭ないのだけど,なんか直感的に違和感があるのである.ようするにこれはただの一般論だけど,計量分析は道具でしかない(自分に言い聞かせる).人類の歴史は先行研究からのキョリによって前進するのだから.

佐藤嘉倫・吉田崇,2007,「貧困の世代間連鎖の実証研究――所得移動の観点から」『日本労働研究雑誌』563: 75-83.

本稿では, 従来困難だとされてきた父所得の推定を行い, 父所得と本人所得の間の世代間 移動に着目して, 現代日本社会で貧困の世代間連鎖が起こっているか否かを検討する。 全国調査データを用いた分析によると, 現実に生じているのは, 「貧困の連鎖」 よりも 「富 裕の連鎖」 とも言うべき現象である。 すなわち所得四分位による所得移動表の分析から, 最上層で世代間移動がもっとも固定的であることがわかった。 そして, その背後にあるの は, 父所得から学歴, 学歴から現職, 現職から本人所得という一連の地位達成過程である。 このように, 父所得が本人所得を直接的に規定していないので, 「富裕の連鎖」 に政策的 に介入するのは困難である。

稲葉昭英,2015,「ライフサイクルと貧困――Recursive regression を用いた母子世帯所得の推定」『成城大学社会イノベーション研究』10(2): 41-57.

木村邦博,2000,「労働市場の構造と有配偶女性の意識」盛山和夫編『日本の階層システム 4 ――ジェンダー・ 市場・家族』東京大学出版会,177-192.

もちろん,ロバストな手法でこれまでの知見が大きく覆されることだってある.これは本当にすごいことだし,この梯子を外される感覚は何者にも代えがたい.たとえば.以下.

永井暁子,2011,「結婚生活の経過による妻の夫婦関係満足度の変化」『社会福祉』52: 123-131.

結婚生活の経過に伴い妻の夫婦関係満足度はどのように変化するのか、また結婚年数によって夫婦関 係満足度の規定要因は異なるのか。この 2つの疑問について、公益法人家計経済研究所の「消費生活に 関するパネル調査」データを用いて検証した。
その結果、以下の知見が得られた。第一に、結婚生活の経過に伴い、従来支持されていた結婚初期の 満足度の低下と後期の回復を示す「U字カーブ」を描くことなく、ほぼ一貫して満足度は低下すること が分かった。第二に、とくに結婚初期の満足度の低下が著しい。第三に、「子は鎹」ではなく 6歳以下の 子どもの存在は満足度を低下させる。第四に、結婚初期には夫の平日の家事育児時間、休日の家事育児時 間が満足度を上昇させ、結婚生活後半では夫の年収と休日の家事・育児時間が妻の満足度を上昇させる。
結婚年数による夫婦関係満足度の規定要因の違いを夫への役割期待の変化と考えた場合、ライフス テージによる役割構造の変化であるとともに、配偶者への役割期待と配偶者の役割遂行の不一致から役 割期待を変更させた可能性も示唆された。

明後日の準備がうまくいかず調子が悪いので,つまらないことばかり考えてしまう(むしろ,調子が良い日なんてあるのでしょうか).

Men have become the tool of their tools(人間は自ら作り出した道具の道具になってしまった).

Henly David Thoreau

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とりあえず,田町にはキンコーズあるっぽいな.わりとここさいきん調子を崩していたのだが,明日の準備を終わらせないと.14時に田町.

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HOOTERS の Wi-Fi もはや家より速い.上りはもっと異常な値.

Mustillo, Sarah A., Shannon Dorsey, Kate Conover and Barbara J. Burns, 2011, “Parental Depression and Child Outcomes: The Mediating Effects of Abuse and Neglect,” Journal of Marriage and Family, 73(1): 164–180.

Using longitudinal data on 1,813 children and parents from a nationally representative child-welfare sample, National Survey of Child and Adolescent Well-Being (NSCAW), this study investigated physically abusive and neglectful parenting as mediating the effects of parent depression on child mental health by developmental stage. Findings from latent growth models indicated that parental depression had a significant impact on child outcomes for all youths, but of the 2 types of parenting behaviors, only neglectful parenting mediated the relationship for preschool and school-aged children. Neither parenting behavior mediated the effects of parental depression for adolescents.

なかなか社会学で潜在成長モデルなんてやらないよな.どちらかというと心理学でよくみる印象.成長曲線モデルのほうが聞き慣れているので,一瞬なにやっているのかよくわからなかった.これに限らず,JMFはけっこう心理変数(というよりメンタルヘルス)をちゃんととっていて,それがその後のライフコースにどのような(ネガティブな)影響をもたらすのかというのとをけっこうやっているね.

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Hello World.

趣味はなんですか?という質問がある.ずっと思っていた.聞く人も答える人も本質的には何に答えを見出そうとしているのだろうか.ぼくにはわかる.このクソつまらない日常をどうやってファインチューニングしているか,だ.

ウチの親父はよく靴を磨いていた.ぼくもたまにそうする.村上春樹はなぜパスタを丁寧にゆでるのか.それは狂気の一歩手前にいるからだ.

とりあえず、だしたぞ、学振。あー、なんかいろいろやることあるけど、とりあえず飲みたいので、HOOTERS いこ。

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本郷でパネルデータ分析な研究会だった.

とりあえず,気になったこと&勉強になったこと

・イベントヒストリー(正確には離散時間ロジットモデル)と成長曲線モデルが置いている前提→やっぱり究極的には問いに依る
・パネルデータにおけるICC→自分で後で手をうごかしてみる
・Stata の ショートカットコマンド→つねに使っていないとやっぱり覚えられないよなあ(長らく,SPSS語に慣れてしまったので,ちょっと勘違いすること多い).

Technology will always win(最後にはいつだってテクノロジーが勝利する).
Intel ex-CEO Andrew Stephen Grove

西日本社会学会入会したい。

んー、これまで縦断データだったらイベントヒストリー、個人と集団データだったらランダム切片ロジットという感じで勉強してきたので、いまいちパネルの固定効果、ランダム効果がピンときてない。

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