さいきん,どうも徐々に起きるのが遅くなってきている.今日は9時にしかおきれんかった.まあきっちり夜更かししているからなんだが.
ああー,テイクホームテストの提出日明日までだったなあ…….
論文のイントロってどうやって書けばいいんすかねえ.困ったときはイベントヒストリー使ったお手本論文読もうのコーナー.
本稿では,再婚率の(1)趨勢,(2)階層差,(3)趨勢変化の階層差に着目して記述的分析を行った.『日本版総合的社会調査(JGSS)』にイベントヒストリーモデルを適用した結果,以下の知見が得られた.第1に,近年の離死別コーホートほど,再婚ハザードは低下している.第2に,男性よりも女性のほうが,低学歴層よりも高学歴層のほうがそれぞれ再婚経験率が高い.第3に,学歴と再婚経験との正の関連は近年の離死別コーホートほど明確に現れており,一方で再婚経験率の性差は縮小傾向にある.
以上を踏まえると,日本社会では「離死別者の非再婚化」が進展しており,未婚化・晩婚化のトレンドとあわせて考えれば,無配偶の状態に滞留するリスクがライフコースを通じて高まっていると推測される.さらに,こうしたライフコースの変化は社会全体で一様に広がっているわけではなく,階層差を伴っている.
余田翔平,2014,「再婚からみるライフコースの変容」『家族社会学研究』26(2): 139-150.
I. 研究の背景と目的
¶1 戦後日本社会において,婚姻行動に大きな変化が生じていることは周知の通りだよ.最も変化が大きいのは未婚化・晩婚化の進展だよ.一方で,婚姻関係の解消については,平均寿命の伸長によって死別者は少なくなったものの離婚を経験する人は増えているよ.¶2 婚姻行動に関してはたくさん日本でも研究蓄積があるんだけど,よくわかってない部分があって,それが「再婚」だよ.政府公表集計をみると,2010年現在で,実に5-6人に1人の結婚が初婚ではなく再婚だよ.¶3 図示したように,再婚によって婚姻関係が形成されることは珍しいことではなくなっているよ.だけど,このことをもってして個人がライフコースを通じて再婚を経験しやすくなった,と判断するのはだめだよ.なぜならば,個人の再婚発生率に変化がなくても,マクロな変化というのは観察されるからだよ.すなわち,離婚の増加によって再婚のリスク集団が拡大すれば,個人にとっての再婚の起こりやすさに変化がなくても,社会全体では再婚が多く観察されるようになるからだよ.つまり,マクロレベルのデータから,個人のライフコースの変化について議論することはきびしーよ.¶4 そこで,本稿ではつぎの3つの問いにこたえるよ.ひとつめは,「人びとは再婚を経験しやすくなったのか」,つまり再婚リスクの趨勢だね.ふたつめは,「誰が再婚しやすいのか」,再婚リスクの集団格差・階層差については基礎的なことすらよくわかってないのでやってみるよ.みっつめは,「誰が再婚しやすく(しにくく)なったのか」,ようは最初のふたつの問いの合体技だよ.再婚リスクの趨勢に変化が見られるとして,それは社会全体にかかる均一の変化なのか,はたまた特定の社会集団に集中して生じているのかを明らかにするよ.以上のように,本稿の目的は,再婚リスクの記述的分析にあるよ.趨勢変化や階層差が確認されれば,「なぜそのような傾向が見られるのか」というアドバンストな分析が求められるけど,それについてはまた今度.¶5 構成はかくかくしかじかだよ.
II. 先行研究の整理と本稿の位置づけ
III. データと方法
IV. 結果
V. 結論と考察
1)いまからやることが問いに値することを十分に正当化する.2)リサーチギャップがあることを示し,これが解消されなければならない必要を示す.3)以上を踏まえて,本稿が検討する目的を示す.4)構成を示す.
若年期の居住形態をめぐるこうした変化が実証されてきたなかで,十分に明らかにされてない部分が「帰家」である.
これな.